2024.03.12
【開催報告】SOKENDAI社会連携事業:小山工業高等専門学校にて『加速器制作活動交流会』を開催しました。
2/21(水)小山工業高等専門学校にて、小山高専・長野高専・豊田高専の加速器制作活動メンバー27名が集まり、交流会を開催しました。
本学は、SOKENDAI社会連携事業として、加速器科学コース(高エネルギー加速器研究機構)の教員を中心とした“高専生による小型加速器製作を主体とした社会連携事業”を支援しており、本交流会は、各高専の活動を共有し、交流を深めるイベントとして実施されました。
SOKENDAI社会連携事業 “高専生による小型加速器製作を主体とした社会連携事業”について
SOKENDAI社会連携事業は、本学の研究や教育の成果を社会に還元することを目的とした事業です。“高専生による小型加速器製作を主体とした社会連携事業”はそのひとつで、加速器科学コースの大谷将士 助教を中心に、高専における加速器制作活動を支援しています
本交流会では、本事業で加速器制作を支援する小山高専・長野高専・豊田高専より、27名の学生が集まりました。
交流会概要
- 会場:小山工業高等専門学校(栃木県小山市中久喜771)
- 日時:2024年2月21日(水)11時30分〜16時30分
交流会は、大谷助教からの挨拶から始まり、小山高専、豊田高専、長野高専の順にこれまでの活動についての発表が行われました。
各高専の発表後には、他の高専生や教員から鋭い質問が飛び交い、活発な議論が行われました。 また、発表の合間には小山高専が制作した加速器を使い、加速器のしくみや稼働の様子について説明が行われました。実機に触れながら自由に交流が行われ、知見を交換しあいました。
各高専の制作チームは、機械工学や電子電気工学、物質工学、情報工学など、様々な分野の高専生により構成されています。多様な専門性や興味・関心、才能が発揮され、加速器制作を通じた科学的探究が行われている様子が見てとれました。この事業が、次世代の加速器科学の担い手を育成する一助となることを、期待いたします。