2023.12.20
大槻 久 准教授 「第20回 (令和5年度) 日本学術振興会賞」 受賞
本学、統合進化科学研究センター/統合進化科学コース 大槻 久 准教授が「第20回(令和5年度)日本学術振興会賞」を受賞しました。
受賞の対象となった研究業績
「ヒトの社会性の進化的起源に関する理論的研究」
Theoretical Study on Evolutionary Origin of Human Sociality
大槻 久 准教授 受賞コメント
この度は、名誉ある賞を頂きたいへん光栄に存じます。恩師、同僚、共同研究者、先輩後輩、研究室メンバー、今まで関わって下さった全ての方々に御礼申し上げます。
生物の織りなす社会の美しさと巧妙さに魅せられて研究をしてきました。森林や荒野で暮らしていたヒトの祖先で進化した協力の能力が、オフィスビルに囲まれた我々の現代社会の礎になっていると考えると、進化の悠久の歴史にロマンを感じます。
ヒトとは何かを知ることは、過去を振り返ることだけではなく、人類の将来にもつながることだと考えています。今回の受賞を糧に今後一層研究に励み、微力ながら当分野の発展に貢献していきたく存じます。
日本学術振興会賞について
日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。各分野を代表する我が国のトップレベルの学術研究者により構成される審査会で厳正な審査が行われ、受賞者が決定されます。