2021.03.11
文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」に採択
本学は、このたび文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」に採択されました。同事業は、①博士後期課程学生の処遇向上(生活費相当額(180万円以上)の支援を含むフェローシップ)と、②キャリアパスの確保(博士課程修了後のポストへの接続)を、全学的な戦略の下で、一体として実施する大学への新たな補助金制度で、総研大からは、ボトムアップ型1件、分野指定型(情報・AI)1件の計2件が採択されました。詳細は以下のとおりです。
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ボトムアップ型(大規模先端科学)
物理科学研究科 天文科学専攻、核融合科学専攻
高エネルギー加速器科学研究科 加速器科学専攻、物質構造科学専攻、素粒子原子核専攻
複合科学研究科 極域科学専攻 -
分野指定型(情報・AI)
複合科学研究科 統計科学専攻、情報学専攻
同事業を活用し、総研大の学位プログラムと、基盤機関(大学共同利用機関)における研究員としての雇用を組み合わせることによって、優秀な若手人材がより安定した社会的身分・経済的状況の下で研究に専念できる環境を整備する「総合研究大学院大学(SOKENDAI)特別研究員制度」を実施し、基礎学術分野の優れた博士研究者人材の育成と輩出をより一層目指していきます。
総合研究大学院大学(SOKENDAI)特別研究員制度
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趣旨
「総合研究大学院大学(SOKENDAI)特別研究員」は、基礎研究・学術研究の将来を担う人材を育成するために、 本学の学生を特別研究員として採用し、3年間に亘って研究専念支援金及び研究費を支給すると共に、 研究者としてのキャリアを築く機会として、 優れた学位論文研究を行って課程を修了した採用者に対して、大学共同利用機関における2年間の研究員ポスト(有給)を提供する制度です。 本制度は、文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」の補助を受けて実施するもので、特別研究員採用者には、在学中の経済的支援に加えて、研究機関・民間企業の研究職へのキャリアパスを支援するプログラムが提供されます。 -
申請対象者
対象専攻の5年一貫制博士課程3年次進学者及び3年次編入学者 -
実施予定期間(予定)
令和2年3月~令和9年度(特別研究員の採用は令和3年度から) -
支給予定人数(予定)
ボトムアップ型 6名/年度
分野指定型(情報・AI) 6名/年度
本事業に参加する大学共同利用機関(総研大の基盤機関)
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大学共同利用機関法人自然科学研究機構
- 国立天文台
- 核融合科学研究所
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大学共同利用機関法人高エネルギー加速器科学研究機構
- 加速器研究施設
- 共通基盤研究施設
- 物質構造科学研究所
- 素粒子原子核研究所
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大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
- 統計数理研究所
- 国立極地研究所
- 国立情報学研究所